[感想・ネタバレなし] 映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」詐欺師とFBI捜査官の奇妙な友情


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どうもみなさん。leftyです。

今回は映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」をご紹介します。

キャストはレオナルド・ディカプリオ、トムハンクスです。

1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説

『世界をだました男』を元にアメリカで製作されました。

パンアメリカン航空パイロット医師弁護士に偽装し、

1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし

「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jr

レオナルド・ディカプリオ)と、

彼を追うFBI捜査官カール・ハンラティトム・ハンクス)の姿を、

メディチックかつハートフルに描いています。

フランクは16歳にして両親の離婚のショックで家出をします。家を出た後、

彼は偽造小切手を切って生活することを思いつきます。

そして身分を偽ってパイロットになりすました彼は地位と財を手にします。

当時のアメリカではパイロットはかなりステータスの高い職だったので、

パイロットの制服を着ているだけで周りの見る目も変わっていきました。

不渡りの小切手を切りまくっていた彼はついにFBIの捜査官カールに目をつけられます。

映画の中盤フランクと彼を追うカールが鉢合わせするシーンがありますが、フランクは

自分をシークレットサービスだと言い張り、彼を言いくるめます。

フランクの機転の効いた対応が流石で、毅然とした雄弁さから、天才詐欺師たる所以

であることがわかります。

フランクはカールに自身の名を名乗る時、バリー・アレンと名乗ります。

バリー・アレンというとアメコミの「フラッシュ」の主人公の名前ですが、

カールはまんまと信じ込んでしまいます。

日本でいうと空条承太郎と名乗るようなもんです。

それにしてもよくコミックの名前でいけると思ったな(笑)。

この映画自体、コメディ要素が強く、切手の偽造方法とかとんでもなく

お粗末だけど、みんなフランクの勢いに騙されてしまうんですよね。

それがすごく痛快で、フランクがカールを騙していくのもなんだかルパンと

銭形刑事みたいで愉快なところです。

立場上敵対関係にありながら、ルパンと銭形刑事に奇妙な絆があるように

フランクとカールにも追いかけっこを続けるうちに奇妙な友情が生まれます。

犯罪映画で実話を基にした話ですが、友情を描いた心温まる映画です。